統計検定 1級 2023年 統計数理 問2 確率変数変換

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【B000】数理統計学 【D000】統計検定 過去問

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本稿には、2023年に実施された統計検定1級『統計数理』 問2の自作解答案を掲載しています。なお、閲覧にあたっては、以下の点にご注意ください。

  • 著作権の関係上、問題文は、掲載することができません。申し訳ありませんが、閲覧者のみなさまでご用意いただければ幸いです。
  • この答案は、あくまでも筆者が自作したものであり、公式なものではありません。正式な答案については、公式問題集をご参照ください。
  • 計算ミスや誤字・脱字などがありましたら、コメントなどでご指摘いただければ大変助かります。
  • スマートフォンやタブレット端末でご覧の際、数式が見切れている場合は、横にスクロールすることができます。

〔1〕カイ2乗分布の確率密度関数の概形

与えられた確率密度関数に k=1,2,3 を代入すると、0y の範囲において、 f1(y)=1212Γ(12)y12ey2=12π1yey2f2(y)=12Γ(1)y0ey2=12ey2f3(y)=1232Γ(32)y12ey2=12πyey2 それぞれの1階微分を求めると、 f1(y)=12π(ey21dyy12+y121dyey2)=12π(12y32ey212y12ey2)=122π1yey2(1y+1) f2(y)=14ey2 f3(y)=12π(ey21dyy12+y121dyey2)=12π(12y12ey212y12ey2)=122πey2(1yy) 増減表は、 y01f1(y)f1(y)12πef2(y)0f2(y)121ef3(y)+0f3(y)0e2π グラフの概形を描くと、以下のようになる。

グラフの概形のイメージ図
図1 グラフの概形

〔2〕確率変数変換

以下のように変数変換すると、 {x=zy1<x<s=y10<s<{z=xs<z<y1=s0<y1< 変数変換のヤコビアンは、 J=|zxy1xzsy1s|=|s0x2s1|=s このとき、x,s の同時確率密度関数 fX,S(x,s)=f{z(x,s),y1(x,s)}|J| は、 fX,S(x,s)=φ(xs)f1(s)s=12πex2s212π1ses2s=12πes2(1+x2) よって、周辺確率密度関数の定義式 f(x)=f(x,s)ds より、X の周辺確率密度関数は、 g(x)=012πes2(1+x2)ds=12π[21+x2es2(1+x2)]0=1π(1+x2){0(1)}=1π(1+x2)

〔3〕変数変換後の確率密度関数

確率変数 X,W の関係は、 W=tan1XX=tanWπ2<w<π2<x< 変数変換後の確率密度関数の公式 g(y)=f[h1(y)]|ddyh1(y)| より、 h(w)=1π(1+tan2w)ddwtanw=1π1cos2w+sin2wcos2w1cos2w=1πcos2w1cos2w=1π これは、区間 (π2,π2) の一様分布の確率密度関数である。

〔4〕乱数の生成法

これは、区間 (0,1) 上の一様分布に従う乱数 U1, U2, π(U10.5), π(U20.5),  とし、 X1=tan{π(U10.5)}, X2=tan{π(U20.5)},  とすればよい。

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大学時代に読書の面白さに気づいて以来、読書や勉強を通じて、興味をもったことや新しいことを学ぶことが生きる原動力。そんな人間が、その時々に学んだことを備忘録兼人生の軌跡として記録しているブログです。

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