統計検定 1級 2023年 医薬生物学 問1 ロジスティック回帰モデル・診断検査

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【A000】生物統計学 【D000】統計検定 過去問

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本稿には、2023年に実施された統計検定1級『医薬生物学』 問1の自作解答案を掲載しています。なお、閲覧にあたっては、以下の点にご注意ください。

  • 著作権の関係上、問題文は、掲載することができません。申し訳ありませんが、閲覧者のみなさまでご用意いただければ幸いです。
  • この答案は、あくまでも筆者が自作したものであり、公式なものではありません。正式な答案については、公式問題集をご参照ください。
  • 計算ミスや誤字・脱字などがありましたら、コメントなどでご指摘いただければ大変助かります。
  • スマートフォンやタブレット端末でご覧の際、数式が見切れている場合は、横にスクロールすることができます。

〔1〕ロジスティック回帰モデルにおける対数オッズ

問題文の定義より、各群の対数オッズは、 log(πT1πT)=α+β1=α+β log(πC1πC)=α+β0=α T 群の C 群に対する対数オッズ比は、 log(πC1πCπT1πT)=log(πC1πC)log(πT1πT)=α+βα=β したがって、 OR=eβ

〔2〕対数尤度関数

ロジスティック回帰モデルの仮定より、 πT=eα+β1+eα+β1πT=11+eα+βπC=eα1+eα1πC=11+eα 積二項尤度の基本式より、 L(πT,πC)=10C7πT7(1πT)310C4πC4(1πC)6 対数尤度関数の定義式 l(θ,x)=logL(θ,x) より、 l(πT,πC)=log10C7+7logπT+3log(1πT)+log10C4+4logπC+6log(1πC) 問題文と同様、log10C7+log10C4=C を無視すると、 l(πT,πC)=7logπT+3log(1πT)+4logπC+6log(1πC)=7log(eα+β1+eα+β)+3log(11+eα+β)+4log(eα1+eα)+6log(11+eα)=7{(α+β)log(1+eα+β)}3log(1+eα+β)+4{αlog(1+eα)}6log(1+eα)=11α+7β10log(1+eα)10log(1+eα+β) したがって、係数を比較すると、 c1=11c2=7c3=10c4=10

〔3〕最尤法によるパラメータの推定

マッチングなしのコホート研究(積二項モデル)において、ロジスティック・モデルを用いると、パラメータ α,β の最尤推定量は、 α^=logbdβ^=logadbc で与えられる。 常用対数で求めると、付表5より、 α^=log1046=log102log103=0.30100.4771=0.1761 β^=log107643=log1072=log103.5=0.5441 付表5の注より、常用対数を自然対数に直すと、 α^=0.1761×2.30260.4055 β^=0.5441×2.30261.253

〔4〕尤度比カイ二乗検定

H0:γ=0v.s.H1:γ0 の仮説検定について、 最尤推定量 γ^ は漸近的に正規分布に従い、推定量の分散を V(γ^) とすると、帰無仮説の下で χ2=γ^2V(γ^)=(0.1)20.072=0.010.0049=2.04 これが自由度 1χ2 分布に従うことを用いると、付表3より χ2=2.04<3.84=χ0.052(1) となるため、 有意水準5%の下で、帰無仮説は棄却されない。

〔5〕陽性的中率と陰性的中率

陽性的中率の定義より、 PPV^=P(D|+)=2+3+12+5+2=69=230.667 陰性的中率の定義より、 NPV^=P(D¯|)=1+0+53+2+6=6110.545

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大学時代に読書の面白さに気づいて以来、読書や勉強を通じて、興味をもったことや新しいことを学ぶことが生きる原動力。そんな人間が、その時々に学んだことを備忘録兼人生の軌跡として記録しているブログです。

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