統計検定 1級 2018年 医薬生物学 問1 生存時間分析:指数分布モデル

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【2023年1月4週】 【A000】生物統計学 【D000】統計検定 過去問

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本稿には、2018年に実施された統計検定1級『医薬生物学』 問1の自作解答案を掲載しています。なお、閲覧にあたっては、以下の点にご注意ください。

  • 著作権の関係上、問題文は、掲載することができません。申し訳ありませんが、閲覧者のみなさまでご用意いただければ幸いです。
  • この答案は、あくまでも筆者が自作したものであり、公式なものではありません。正式な答案については、公式問題集をご参照ください。
  • 計算ミスや誤字・脱字などがありましたら、コメントなどでご指摘いただければ大変助かります。
  • スマートフォンやタブレット端末でご覧の際、数式が見切れている場合は、横にスクロールすることができます。

〔1〕指数分布の尤度関数:打ち切りがない場合

尤度関数 L(θ) を求めると、 L(λ)=i=1nλeλti=eλ(t1+t2++tn)λn=eλi=1ntiλn

〔2〕指数分布の尤度関数:打ち切りがある場合

指数分布の分布関数は、 F(t)=0tλeλudu=λ[1λeλu]0t=(eλte0)=1eλt 生存関数と分布関数の関係 S(t)=1F(t) より、 S(t)=1(1eλt)=eλt イベント時間の尤度関数の定義式より、 L(λ)=i=1n[f(ti)]δi[S(ti)]1δi イベント時間の確率密度関数、ハザード関数、生存関数の関係 f(t)=λ(t)S(t) より、 L(λ)=i=1n[λ(ti)S(ti)]δi[S(ti)]1δi=i=1n[λ(ti)]δiS(ti)=i=1nλδieλti

〔3〕最尤推定量とフィッシャー情報量の導出:打ち切りがある場合

〔2〕の結果より、対数尤度関数 l(θ)=logL(θ) を求めると、 l(λ)=i=1nδilogλλi=1nti スコア関数 S(θ)=ddθlogL(θ) を求めると、 S(λ)=1λi=1nδii=1nti=δλi=1nti 尤度方程式 S(θ)=0 を解くと、 0=δλ^i=1ntiδλ^=i=1ntiλ^=δi=1nti フィッシャー情報量の定義式 In(θ)=E[θS(θ)] より、 I(λ)=E[(δλ2)]=δλ2

〔4〕対数ハザード比の漸近分散

デルタ法を用いて g(λ^i)=logλ^i を期待値 E(λ^i)=λi まわりで近似すると、 g(λ^i)g(λi)+g(λi)(λ^iλi)logλ^ilogλi+1λi(λ^iλi)E(logλ^i)logλiV(logλ^i)1λi2V(λ^i) 〔3〕の結果より、logλ^i の漸近分散は、 V(logλ^i)1λi2λi2di=1di ここで、 λ^1λ^2 が互いに独立 logλ^1logλ^2 も互いに独立 したがって、分散の性質 V(XY)=V(X)+V(Y) より、 V(logλ^1logλ^2)1d1+1d2 したがって、帰無仮説 logλ1=logλ2 を検定するための Z 検定統計量は、 Z=logλ^1logλ^2V(logλ^1logλ^2)=logλ^1logλ^21d1+1d2

〔5〕サンプルサイズの設計

〔4〕の帰無仮説のもとでは、漸近的に logλ^1logλ^2N(0,1d1+1d2) 対立仮説のもとでは、漸近的に logλ^1logλ^2N(logλ1logλ2,1d1+1d2) 期待=必要イベント数が d=r のとき、両仮説における検定統計量は、 Z0=r(logλ^1logλ^2)2Z1=r{(logλ^1logλ^2)(logλ1logλ2)}2 検出力の定義式より、 1β=P(Z0.5αZ0|H1)=P(Z0.5αr(logλ^1logλ^2)2|H1)=P(Z0.5αr(logλ1logλ2)2r{(logλ^1logλ^2)(logλ1logλ2)}2|H1)=P(Z0.5αr(logλ1logλ2)2Z1|H1) したがって、 Z0.5αr(logλ1logλ2)2=Z1βr(logλ1logλ2)2=Z0.5αZ1βr(logλ1logλ2)2=Z0.5α+Zβ この式を r について解くと、 r=2(Z0.5α+Zβ)logλ1logλ2r=2(Z0.5α+Zβ)2(logλ1logλ2)2

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大学時代に読書の面白さに気づいて以来、読書や勉強を通じて、興味をもったことや新しいことを学ぶことが生きる原動力。そんな人間が、その時々に学んだことを備忘録兼人生の軌跡として記録しているブログです。

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