本稿は、ジョン・ラチン(2020)『医薬データのための統計解析』の「問題5.1」の自作解答例です。ケース・コントロール研究に関する指標の基本性質に関する問題です。
なお、閲覧にあたっては、以下の点にご注意ください。
- スマートフォンやタブレット端末でご覧の際、数式が見切れている場合は、横にスクロールすることができます。
- 曝露(発症)状況を表す右下の添え字は、「0」である場合(
など)や「2」である場合( など)がありますが、どちらも「非曝露群(コントロール群)」を表しています。 - 著作権の関係上、問題文は、掲載しておりません。上述の参考書をお持ちの方は、お手元にご用意してご覧ください。
- この解答例は、筆者が自作したものであり、公式なものではありません。あくまでも参考としてご覧いただければ幸いです。
目次[非表示]
問題5.1.1:前向き発症オッズ比と後ろ向き曝露オッズ比の同等性
全体の有病割合
曝露あり |
曝露なし | 合計 | |
---|---|---|---|
ケース群 |
|
|
|
コントロール群 |
|
|
|
合計 |
|
|
|
モデル上の数値から、曝露群の発症確率を表すと、「曝露された人のうち、ケース群(発症者)が占める割合」なので、
ベイズの定理
問題5.1.2:前向き帰無仮説と後ろ向き帰無仮説の同等性
前向き発症確率が等しい
問題5.1.3:前向き対立仮説と後ろ向き対立仮説の同等性
問題5.1.2と同様に、前向き発症確率が等しくない
問題5.1.4:前向き発症リスク比と後ろ向き曝露リスク比の関係―全体の有病割合が既知のとき
全体の有病割合
しかし、多くの場合、全体の有病割合が事前には分からず、通常ケース・コントロール研究からは直接推定することができないため、このアプローチはほとんど実用的ではない。
問題5.1.5:前向き発症リスク比と後ろ向き曝露オッズ比の関係①
疾病の発症が稀な場合
問題5.1.6:前向き発症リスク比と後ろ向き曝露オッズ比の関係②
また、
問題5.1.7:人口寄与危険割合の対数オッズの別表現
人口寄与危険割合の定義式
問題5.1.8:人口寄与危険割合の対数オッズの漸近分散
発症オッズ比と曝露オッズ比の同等性
人口寄与危険割合の標本対数オッズの漸近分散は、
そして、発症オッズ比と曝露オッズ比の同等性
参考文献
- ジョン・ラチン 著, 宮岡 悦良 監訳, 遠藤 輝, 黒沢 健, 下川 朝有, 寒水 孝司 訳. 医薬データのための統計解析. 共立出版, 2020, p.257
- ジョン・ラチン 著, 宮岡 悦良 監訳, 遠藤 輝, 黒沢 健, 下川 朝有, 寒水 孝司 訳. 医薬データのための統計解析. 共立出版, 2020, p.216-218
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