本稿では、希少疾患の仮定の下で、条件付き発症リスク比が条件付き曝露オッズ比によって近似できることを証明しています。このことは、マッチングを行わないコホート研究とケース・コントロール研究において成り立つ発症リスク比と曝露オッズ比の関係がペア・マッチングを行った場合でも成り立つことを示しています。
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【定理】条件付き曝露オッズ比による条件付き発症リスク比の近似
【定理】
条件付き曝露オッズ比による条件付き発症リスク比の近似
Conditonal Retrospective Odds Ratio Approximate the Conditonal Risk Ratio under Rare Event Assumption
共変量の値が
証明
共変量の値が
希少疾患
参考文献
- ジョン・ラチン 著, 宮岡 悦良 監訳, 遠藤 輝, 黒沢 健, 下川 朝有, 寒水 孝司 訳. 医薬データのための統計解析. 共立出版, 2020, p.237-238
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