本稿は、ジョン・ラチン(2020)『医薬データのための統計解析』の「問題3.6」の自作解答例です。相対リスクを用いた非劣性・同等性試験に対するサンプルサイズと検出力に関する問題です。
なお、閲覧にあたっては、以下の点にご注意ください。
- スマートフォンやタブレット端末でご覧の際、数式が見切れている場合は、横にスクロールすることができます。
- 曝露(発症)状況を表す右下の添え字は、「0」である場合(
など)や「2」である場合( など)がありますが、どちらも「非曝露群(コントロール群)」を表しています。 - 上述の参考書では、標準正規分布の上側
点を と表記していますが、本サイトでは、 としています。そのため、参考書に載っている式の形式と異なる部分があります。 - 著作権の関係上、問題文は、掲載しておりません。上述の参考書をお持ちの方は、お手元にご用意してご覧ください。
- この解答例は、筆者が自作したものであり、公式なものではありません。あくまでも参考としてご覧いただければ幸いです。
目次[非表示]
問題3.6.1:同等性マージン・有意水準・検出力の関係
与条件を整理すると、
問題3.6.2:同等性試験におけるサンプルサイズ設計の例題
与条件が以下のとき、
問題3.6.3:非劣性マージン・有意水準・検出力の関係
非劣性マージン
問題3.6.4:非劣性試験におけるサンプルサイズ設計の例題
同等性試験と同様の条件のとき、公式に代入すると、
参考文献
- ジョン・ラチン 著, 宮岡 悦良 監訳, 遠藤 輝, 黒沢 健, 下川 朝有, 寒水 孝司 訳. 医薬データのための統計解析. 共立出版, 2020, p.124-125
- ジョン・ラチン 著, 宮岡 悦良 監訳, 遠藤 輝, 黒沢 健, 下川 朝有, 寒水 孝司 訳. 医薬データのための統計解析. 共立出版, 2020, p.100-103
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