本稿では、コホート研究の研究デザインのうち、①平均発生率を曝露効果の指標とする、②層化ありのデザイン・パターンについて、その分割表の形式、統計モデル、曝露効果の指標の定義をまとめています。
なお、閲覧にあたっては、以下の点にご注意ください。
- スマートフォンやタブレット端末でご覧の際、数式が見切れている場合は、横にスクロールすることができます。
- 曝露(発症)状況を表す右下の添え字は、「0」である場合(
など)や「2」である場合( など)がありますが、どちらも「非曝露群(コントロール群)」を表しています。
目次[非表示]
周辺解析
分割表の形式
研究期間を
発生数 | リスク人・時 | |
---|---|---|
曝露群 | ||
非曝露群 | ||
合計 |
統計モデル
曝露群と非曝露群の観察人・時
曝露効果の指標
平均発生率
平均発生率差
平均発生率比
寄与危険割合
交絡の調整
しかし、このような単純な周辺解析を行うと、交絡の影響により、誤った結論に陥る可能性がある。そのため、「対象者の限定」の原理にもとづいて交絡因子の影響を取り除くために、得られたデータを交絡因子の水準にもとづいて、互いに独立な
層別解析
分割表の形式
第発生数 | リスク人・時 | |
---|---|---|
曝露群 | ||
非曝露群 | ||
合計 |
ただし、
統計モデル
曝露群と非曝露群の観察人・時
曝露効果の指標
平均発生率
平均発生率差
平均発生率比
寄与危険割合
検定仮説
帰無仮説
すべての
対立仮説
すべての
参考文献
- ケネス・ロスマン 著, 矢野 栄二, 橋本 英樹, 大脇 和浩 監訳. ロスマンの疫学. 篠原出版新社, 2013, p.256
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