本稿では、正規分布の母分散に関する検定を証明・導出しています。
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は自由度 の 分布の上側 点を表しています。
目次[非表示]
データの形式
確率変数
【定理】正規分布の母分散に関する検定(母平均が既知の場合)
【定理】
正規分布の母分散に関する検定(母平均が既知の場合)
Chi-Square test for the Population Variance of Normal Distributions with Known Mean
母平均が既知の正規分布の母分散
(I)両側検定
以下の棄却域と検定関数
以下の棄却域と検定関数
(II-A)片側検定A
Step.1 検定統計量の対立仮説・帰無仮説における分布
(i)対立仮説における分布
標本値を標準化した値は、
帰無仮説
Step.2 検定関数と棄却域の型
(I)両側検定
ネイマン・ピアソンの基本定理により、次の棄却域と検定関数
ネイマン・ピアソンの基本定理と単調尤度比の原理により、次の棄却域と検定関数
検定A
Step.3 棄却域の設定
(I)両側検定
パーセント点の定義より、
パーセント点の定義より、
パーセント点の定義より、
【定理】正規分布の母分散に関する検定(母平均が未知の場合)
【定理】
正規分布の母分散に関する検定(母平均が未知の場合)
Chi-Square test for the Population Variance of Normal Distributions with Unknown Mean
母平均が未知の正規分布の母分散
(I)両側検定
以下の棄却域と検定関数
以下の棄却域と検定関数
(II-A)片側検定A
Step.1 検定統計量の対立仮説・帰無仮説における分布
(i)対立仮説における分布
標本平均を用いて標本値を標準化した値の平方和の分布は、
帰無仮説
ここから先は、母平均が既知の場合と同様の流れであるため、省略する。
参考文献
- 野田 一雄, 宮岡 悦良 著. 入門・演習数理統計. 共立出版, 1990, p.274-275
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