本稿では、大標本における母比率の差に関する検定を導出しています。
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は標準正規分布の上側 点を表しています。
目次[非表示]
データの形式
確率変数
【定理】大標本における母比率の差に関する検定
【定理】
大標本における母比率の差に関する検定
Population Proportion Difference with Large-Sample
大標本における母比率の差に関する検定問題
(I)両側検定
以下の棄却域と検定関数
以下の棄却域と検定関数
(II-A)片側検定A
Step.1 尤度比の算出
二項分布の最尤推定量は、
Step.2 検定統計量の対立仮説・帰無仮説における分布
(i)対立仮説における分布
標本比率の漸近分布は、
帰無仮説
Step.3 検定関数と棄却域の型
(I)両側検定
ネイマン・ピアソンの基本定理により、次の棄却域と検定関数
ネイマン・ピアソンの基本定理と単調尤度比の原理により、次の棄却域と検定関数
検定A
Step.4 棄却域の設定
(I)両側検定
パーセント点の定義と標準正規分布の対称性から、
パーセント点の定義より、
パーセント点の定義より、
参考文献
- 小寺 平治 著. 数理統計:明解演習. 共立出版, 1986, p.130-131
- 野田 一雄, 宮岡 悦良 著. 入門・演習数理統計. 共立出版, 1990, p.279-280
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