本稿では、スコア関数とフィッシャー情報量の定義を紹介し、それらの性質を証明しています。スコア関数の期待値は0、フィッシャー情報量の別表現などが含まれます。
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目次[非表示]
スコア関数とフィッシャー情報量
対数尤度関数がパラメータ
正則条件
条件①:台とパラメータの独立性
同時確率密度関数
条件②:微分と積分の順序交換が可能
すべての
条件③:有界性
フィッシャー情報量
条件④:識別可能性
母数
条件⑤:開近傍がとれる
真の母数の値
条件⑥:3回連続微分可能
【定理】スコア関数とフィッシャー情報量の性質
【定理】
スコア関数とフィッシャー情報量の性質
Properties of Score Function and Fisher Information
先に挙げた正則条件を仮定するとき、以下に挙げる性質(I)~(III)が成り立つ。
(I)スコア関数の期待値は0
(II)
(III)フィッシャー情報量は2階微分を用いた
証明
(I)確率の公理より、
(II)
(III)合成関数の微分法と対数の微分公式
参考文献
- 野田 一雄, 宮岡 悦良 著. 入門・演習数理統計. 共立出版, 1990, p.218-220
- 久保川 達也 著, 新井 仁之, 小林 俊行, 斎藤 毅, 吉田 朋広 編. 現代数理統計学の基礎. 共立出版, 2017, p.129-130
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