本稿では、確率漸化式を用いることで超幾何分布の最頻値を導出しています。計算の途中でやや工夫を要するところもあり、離散型確率分布の最頻値を求める問題としては、煩雑な部類に入ります。
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【定理】超幾何分布の確率漸化式と最頻値
【定理】
超幾何分布の確率漸化式と最頻値
Recurrence Relation and Mode of Hypergeometric Distribution
確率変数
(i)
証明
確率関数の定義式を用いて、比を計算すると、
1のときは、
1よりも大きいときは、
(i)
参考文献
- 野田 一雄, 宮岡 悦良 著. 入門・演習数理統計. 共立出版, 1990, p.111 練習問題 ex.3.2.4
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