本稿では、①定義に沿った方法、②モーメント母関数を用いる方法の2通りの方法で、連続一様分布の期待値と分散を導出しています。②の方法は、ロピタルの定理を必要とし、計算も非常に煩雑なため、実用的ではありませんが、計算練習としてはかなり骨のある問題です。
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【公式】連続一様分布の期待値・分散
【公式】
連続一様分布の期待値・分散
Expected Value and Variance of Continuous Uniform Distribution
連続一様分布
導出法①:定義に沿った方法
導出法②:モーメント母関数を用いる方法
(i)期待値
連続一様分布のモーメント母関数の公式より、
(ii)分散
参考文献
- 久保川 達也 著, 新井 仁之, 小林 俊行, 斎藤 毅, 吉田 朋広 編. 現代数理統計学の基礎. 共立出版, 2017, p.39
- 黒木 学 著. 数理統計学:統計的推論の基礎. 共立出版, 2020, p.97-98
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