本稿では、確率漸化式を用いることで負の二項分布の最頻値を導出しています。計算の途中でやや工夫を要するところもありますが、離散型確率分布の最頻値を求める問題としては、そこまで難しくありません。
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【定理】負の二項分布の確率漸化式と最頻値
【定理】
負の二項分布の確率漸化式と最頻値
Recurrence Relation and Mode of Negative Binomial Distribution
確率変数
(i)
証明
確率関数の定義式を用いて、比を計算すると、
1のときは、
1よりも大きいときは、
(i)
参考文献
- 野田 一雄, 宮岡 悦良 著. 入門・演習数理統計. 共立出版, 1990, p.122-123 練習問題 ex.3.4.3, ex.3.4.4
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